Lecture Session 1
「岐阜県で開始されているCKD医療連携ツールについて
―当科におけるダパグリフロジン開始症例を含めて―」
講 師 |
岐阜県総合医療センター 腎臓内科 部長 村田一知朗氏 |
岐阜県のCKD対策ですが今から約11年前の2010年より岐阜県慢性腎臓病予防対策事業が開始され途中2015年に岐阜大学医療連携講座に事業移管し、2019年より再度岐阜県において岐阜県慢性腎臓病対策推進事業として開始継承されております。同時に岐阜県医師会にCKD医療連携WGが設置され、CKDの早期発見から専門医への紹介の流れ及びその後の多職種連携による経過観察について円滑に施行されるツールを作成し、今春より岐阜県内に配布し活用開始しております。今回このツールについて解説させていただきますのでCKDの進行を抑制するために是非活用していただきたいと思います。
またそれに関連して最近話題のCKD治療薬ダパグリフロジンについて当科での開始症例を提示しながら、私ながらの感触についてお話させていただきます。
Lecture Session 2
「CKD治療におけるフォシーガの願い」
講 師 |
福島県立医科大学医学部腎臓高血圧内科学講座
主任教授 風間順一郎氏 |
成人の8人に1人がCKDと言われており、新規透析導入患者数は年々増加しております。
そのような中、世界で初めてのCKD治療薬が登場しCKD診療が新しい時代を迎えようとしています。
これからは腎臓専門医にお任せでも、かかりつけ医にお任せでもなく、地域で闘う総合力が必要です。
早期発見・早期介入の重要性についてお話ししようと思います。